衆議院解散について思ったこと(前編)

久々のブログ更新ですが、まず、安倍首相におめでとう!といいたいです。

自分で消費税を上げたのに、見事に民主党のせいにしましたね。先日テレビで安倍さんが話をしているのを見ていて笑ってしまいました。きっと民主党のせいにするだろう、と思っていましたが、あれほどはっきり言うとは…明らかに選挙を意識してるんでしょうね。

さて、今回起きていることを僕は不思議なほどポジティブに見ています。前回の消費増税は大間違いでしたが彼なりに何か理由があって増税に踏み切ったのでしょう。安倍さんはもちろんバカではないし、周りに経済のことをよくわかっている知識人が何人かいますからね。あのとき消費税を上げたのはすごくリスクだったし。さすがに日本国民はデフレマインドで少しでも税金が上がったらその分買い物を控えました。また、円安ではあるものの、日本企業はそもそも国内向けについては慎重です。また海外向けについても、海外生産のためにはまず設備投資が必要なので、すぐには伸びませんし。

今回の衆議院解散にあたり、アベノミクスの評価は…という話が出ていますが、さすがにこれは違うだろう!と思いました。日本の官僚を本当の意味で動かすというのは、非常に難しいことなんです。安倍さんにも敵がいるでしょうし。電車に乗って目的地の経済成長まで楽に到着できるというものじゃなく、どちらかと言えばジャングルの中で戦いながら突き進んでいくという感じです。その中で僕が一番心配していたのは2016年の選挙でした。なぜかというとその選挙を意識し始めるのが2015年で、今回の安倍内閣の2閣僚同時辞任も誰かが裏で糸を引いていたような匂いがなんとなくします。そうだとすれば、もう戦いは始まったのかなと思っていました。そのまま行ってしまうと2015年は完全に総選挙を意識した党内の争いになり、アベノミクスをダメにして、安倍さんを倒すというのが政治家として結構あり得る話かなと思っていました。

ですので、このタイミングで解散総選挙をやることがコンセンサスというか、そもそも他に誰も代わりをやれる人はいませんからね。公明党もこれまで通りなので、自民党が勝つことでしょう。そうすると、安倍首相は時間をあと4年もらえるということになります。これが一つのポイントです。

後編へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>