気象庁によると、本年もそろそろ梅雨入りの時期のようです。雨が降れば傘をさすのは普通の行動に見えますが、日本各地、または世界各国によって、傘をさし始める雨の強さに違いがあるという調査もあり、常識は地域によって違うというケースの一つと感じます。
2014年の株式会社ウェザーニューズの調査では、日本の男性は海外の男性と比べ、弱い雨で傘をさし始める、という結果が出ています。「ポツポツ」レベルの雨で傘をさす男性の割合は、世界平均が5%なのに対し、日本の男性の平均は12%だったそうです。
雨にぬれても乾きやすい気候かどうか、という要素はあるでしょうが、意識づけの要素もあるかなと思います。日本では、雨に濡れて風邪をひかないように、と子供のころからよく聞かされてきましたが、筆者が欧州に住んでいた時に、社会科見学らしき小学生の団体が、かなりの雨なのに誰も傘を使用せず、フード付きレインコートだけで街を歩いていたのを見て、たくましいなあ、寒いくらいなのに、と驚いたことがあります。
雨への対処ひとつをとっても、個人差、地域差がずいぶんとありますから、このニュースでなぜこういう株価の動きをするのか、とあせってもしょうがないかな、と思えます。感じ方には個人の違いがあるでしょうが、情報には格差が生じにくいよう、シェアードリサーチは企業情報を詳細に作成して公開しています。