時代が違えば…

大暑の時期ということもあり、ここ東京は連日の猛暑です。昨今は、ビジネスシーンでもカジュアルウェアが増え、暑さを我慢するのは体に悪い、という空気が広がっています。そんな状況でも、高校総体は7月22日から開催されています。この時期のスポーツは、本当にきつい。

こういう話をすると、若い時は自分だって水も飲まずにがんばった、今は甘やかされている、などと自分のほうが大変だったかのような大人の意見が大抵出ます。言われた若者からすれば、メタボ体形のくせに何をえらそうに、知らないと思って誇張しているだろ、という気分かなと思います。

シェアードリサーチのお客様のなかで、ブログを書いていらっしゃる方がいて、そのなかに興味深い記述がありました。年配の偉い人の集まりで、「日本人は英語が出来ないし、日本の近頃の若者は留学もあまり行かないし、海外旅行も高齢者ばかりだし、日本の、特に若い世代のグローバル化を懸念する声が噴出しました」とのこと。反論しても無勢だったので、「皆さんに、コンピューター言語を書く人が何人居るか聞いて見ました。手を挙げたのはひとり」であった。若者に聞けばもっとたくさんいますよ、と。

その時代、環境で、最善の努力をする、その結果、時代が違えば現れる成果が異なっている、ことは自然かなと思います。刻々と変わる投資環境で調査に最善の努力をする、そんな行動に、シェアードリサーチのレポートをご利用ください。各社の四半期決算ごとに更新しています。

新人の活躍

ひとりの中学生が、日頃は新聞などで脚光を浴びることのない将棋界を目立たせていました。藤井四段、プロデビューから29連勝。とうとう7月2日に敗れてしまいましたが、敗れたことがニュースになるのですから、何ともすごい。新人が突然勝ち続けると、調和に乱れが生じるので、新人の偉業をほめる一方で、旧勢力がだらしないかのように責める意見も出そうです。

サッカーのJリーグが始まったころ、高卒新人の城選手が開幕戦から4試合連続ゴールを決めて大活躍をしていました。その頃、プロ野球の解説者の方が、サッカーにプロができて人気が高まっているけど、高卒新人がいきなり活躍できるようでは、レベルが低い、野球の世界ではありえない、などというようなことを仰っていた記憶があります。野球の世界には、それから数年して、横浜高校から松坂投手がプロ入りし、新人の年から大活躍。どこの世界でも、勝負は、経験年数だけでは決まりません。

ビジネスの世界でも、ベンチャー企業が急成長していると、その企業や経営者、旧来の勢力に対し、似たような感情が生じるのではないでしょうか?幸運だけで、成長しているのか、旧勢力を圧倒する実力があるのか、未開拓の分野を独走しているのか。見極めがうまくできれば、投資チャンスが高まります。シェアードリサーチでは、上場個別企業への投資の見極めをしやすいように、取材に基づくレポートを作成しておりますので、弊社ホームページから入手され、ぜひご活用ください。