今回、秋のお彼岸の時期に書いています。ご先祖さまを思うとともに、自分の生活ぶりを考えなおす、よい機会でもあると思います。
もう齢だからと言い訳をして、努力を怠けていないか。仕事であれ、日常生活であれ、齢だからできない、と見なされることがあります。逆に、若いからできない、と考えられることもあります。本来は齢なんか関係ないですが、何か事象が発生した時に、「原因究明」を急ぎ過ぎ、理由をいきなり年齢に帰結させようとする、ときがあります。結果、十分な検証がなく、効果的な対策をとれていない、再び問題事象が発生するリスクが高くなることになってしまいます。
もう齢だから、どうせ体力はないだろう、PCが苦手だろう、という意見が通る。まだ若いから経験不足によりマネジメントはできないだろう、と推定される。大抵の場合は、そう主張する人が身近に例を知らないだけだったりします。それらの推定による判断で、機会損失が結構生じていると思いますが、前例がないとその推定に反論するのは難しいことかな、とも思います。
努力しない理由を自分で年齢のせいにしないようにしたいものです。衰えによる不利を否めない場合はあるでしょうが、不利は年齢以外の環境面で生じることもある。先週には「定年後の仕事選び」が某週刊誌の特集になっていますが、生涯努力する人々が増えればいいと思いました。当社のレポートもお役に立てれば幸いです。