オリンピックは日本が待ち望んだ成長のドライバーだ!

東京オリンピックの開催が決まりましたね。アベノミクスの具体的な成果がなかなか見えてこない中、TPPとか消費税の増税とか、そして原発の汚染水や再稼働の話なんかがあって、ちょっと暗いというか重苦しい雰囲気になっていたのが突然「はればれ」とした感じになりました。

汚染水問題は首相が世界中にコミットしました。そして原子力どうのこうのっていうのをなし崩し的に進めるのも難しくなりました。「世界の中の日本」ってことを意識しなくちゃいけないわけで、TPPも、全体的にはまあ仕方ないでしょってことになるでしょうし、増税もムードが明るくなるので、まあ仕方ないよねってことになるでしょうね。いろんなことがマイナス方向には向かわなくなったんですよ。

あと観光です。中国人が一時は減ったっていうこともありましたし、観光客もそこそこは増えてきてるんだけど、すぐに何かこう、ドラマティックな、大きな変化が起こりそうな期待はなかったんです。で、この先はもちろんすごいことになりますよね。

オリンピック開催は日本が再び成長のドライバーを手に入れた、ってことだと思うんです。「明治維新」とか「戦後の復興」みたいに過去100年間日本を成長させていたドライバーが足元の10年20年はなくって、それが悲劇的だったんですけど、オリンピック開催決定によって「7年後の日本をどうする」というドライバーができたわけで、これ、すごいことですよ!

でも、インフラ整備とか、直接消費が増えるとか、観光客の増加とか、そういった断片的なことよりも重要なことがあるんです。このムード、オリンピックもらえたじゃない!っていうムードが大切なんです!1964年の東京オリンピックをきっかけに日本はすごく伸びたわけですけど、あの時のことを思い出そうっていう感じが素晴らしいです。市場にとってもすごくいいし、経済にとって間違いなくいい!

安倍さんも「ザ・ラッキーガイ」みたいになっちゃいましたね。いろいろ難しい利害関係もあるでしょうし、足を引っ張る古い人達ってのもいるでしょうけど、いま日本は「やる、やらない」っていうのを全部世界に見せてるわけで、日本はオープンな国、面白い国、いい国、伸びていく活気がある国だっていうのをもっともっと見せなきゃいけないですね。

グローバルな日本、オープンな日本になって、みんなの心に戦おうっていう気持ちが戻ったら最高です。市場も経済も心理も。国民の生活はすぐに変わらないんだけど、悪くはならない。いまだって別に日本人は経済的に苦しんるわけじゃないんですよね。気持ち的に苦しんでる人がいるかもしれないだけで、結局はみんな大丈夫なんですよ。だから「もうちょっと明るくなれよ!」っていつも言いたかったんですけど、これでもう大丈夫ですよね!

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