先入観について
~同じ色でも洋服ならミドリで信号ならアオ…~

先日娘と一緒にいるときに、彼女が信号を指差して英語で「パパ、ブルー」って言ったんです。それで、改めて「あれは何色?」ってきいてみたら「グリーン」だって。日本語で「信号の色は青」って覚えているんで、それをそのまま英語に訳しちゃったんですね。これってむちゃくちゃ面白いと思うんですけど、でも日本じゃ誰も気にしない。日本人に青信号の色の部分だけを見せて、娘に聞いたのと同じように「これは何色ですか?」って聞いたら、多分「緑」っていう答えになるはずです。

昔、どっかの時点で「信号の色は青だ」っていうことになったんでしょう。青っていうのは実はグリーンっぽいブルーなのよね、とか、どっちでもないよね、みたいな流れだったんでしょうか。この色の洋服を買ったら緑、グリーン。で信号だと青。だれも気にしない。ずっと面白いなと思ってたんですよ。

似たような話で、僕は自分の結婚式のときは袴を着たんですけど、そのときに下駄も履きました。でね、レンタルした下駄のサイズが短かったんですよ!かかとがはみ出るの!それで「これサイズ違うでしょ」っていったら、それでいいんだ、下駄はそういうもんなんだ!って。そのとき僕は「足の大きい外人が来て、バカにされているのか面倒くさがられてるのか・・・だからそうやって説得されてるんじゃないか」と思って、結構もめた挙句にお相撲さん用のを見つけて、それを使ったんです。足がはみ出ないくらいにでかいやつ。でも最近下駄を履いてる人を見ると、みんなめちゃくちゃはみ出てるんで、これが日本の文化らしい、って気づいたんですよ。これも不思議なんですよね。

日本以外では信号の色を青って言いませんし、ビルケンシュトックを買うときに足がはみ出るようなのはまず選びませんね。よそとかけ離れていることや実際に不便なはずのことを「こんなもんだ」って満足しているようだと、世の中の変化、特に水面下で起きているような変化に気づかないってことになりかねませんよ。投資についても社会の発展にかかわることでもそうです。皆さんにもうちょっと「気づきましょうよ」って言いたい!

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