「0増5減」何と姑息な

Shimpeiです。

自民党は「0増5減」を含む公職選挙改正法案を衆議院に提出し、5月中の成立を目指しています。与党の改定案によって17都県42選挙区の見直しが行われ、一票の格差は1.998倍まで縮小されると見込まれています。
「ひとり1票が2票差以上にならなければ合憲」という1票の格差を巡る司法の過去の判断をもとに最近各高裁で出された選挙無効を含む判決を何とか潜り抜けよう、という思惑しか感じられません。

政府はまずは「3党合意」に基づいた選挙制度改革の第一歩だ、と譲る気配を見せませんが「2対1.998」って発想しか持ち合わせていない事が一番の問題なのではないかと。

対する民主党案にしてもやはり「2対1.8」。野党に目立つのは定数削減を含めて現行選挙制度の改正を行うべき、というのが「反対」の旗印になっていますが、「1票の平等(格差是正)」と定数削減は別次元のことで政治家はまず「2対??」の発想でなく「1対1」にどう近づけるか、そのための選挙制度とは?というところから議論を始めるべきなのかと考えます。

私から見れば与党も野党もリストラ直前のサラリーマンのよう、でも自分たちが決めるものだと互助組合員の形振りで冗漫に見えます。

とてもこの国の将来を立て直すために選ばれた「立法者」として「深淵な発想」持っている議員はどこにもいない、と思うのは私だけでしょうか。

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