日本人は「自分を守る意識」がない?

日本の不思議 Vol.1

Olegです。

私は車を運転しますが特に夜の運転には神経を使います。
道路が狭いことに加え大震災以降の「節電」もあってか道は暗く見えにくいと感じます。歩いている人も自転車も車が避けてくれることを前提にしているかのようにとても安全とは思えない「歩き方や漕ぎ方」をして私を毎回戸惑わせるのはどうしてでしょう。
夜中に通行することの「危険性」や「身を守る」事への意識がいささか不足しているのではないかと思ってしまいます。事故や災害に遭遇した際に自分を守る、という「危険性」に対する教育や具体的な規制が何故か進んでいないことがとても不思議でなりません。

私の故郷エストニアでは夜中の歩行にはリフレクター(反射バンド)の装着が法律で義務付けられています。違反すれば罰金です。英国でも自転車に乗る際には反射ベストを着ることが義務化されて違反は有罪です。

Reflector
(出所:全日本交通安全協会

こういう法的な規制実施をみると日本との「安全」に対する見方の違いが明白ですね。
安全を政府が法律によって担保することで自己責任を明確にして社会コストを低減し 収入(罰金)を得る。国民もまた自分を自身で守るルールが当たり前の社会なんでしょうが。政府当局の対応も「個人の行動についての規制」にはとても慎重に見えます。
多くの日本人は政府や大きな組織の圧力には反応し易い、と言われていますが「個人」についての当局の踏込は「歩きタバコ」すら規制出来ない、というのが現実です。今まで述べてきた国の財政や年金の中で議論されている「国民総背番号制」にしても話が進まないのはこうした慎重さに大きな原因があるのでしょうか。

ただ単に「美味しそうな詐欺話」だったMRI、いったい誰が売って?誰が買って?
こうした金融商品についても「危険」についてのキャンペーンが必要な気がしてなりません。

みなさん気を付けて。

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