想像の秋

先週末、都内各地の小学校で、運動会が行われていました。涼しくなってきたので、開催時期として妥当でしょう。一方、筆者の居住地域の小学校では運動会は6月。梅雨の時期で、蒸し暑く、なぜ6月かと以前にPTA仲間に聞いたところ、その理由に少し違和感を持ちました。今回、その理由についてコメントしてみます。

その理由とは、中学を受験する生徒が多いから、秋よりも6月頃の開催を希望する保護者がいて、変更されたということです。何月でもいい、という家族は別として、秋のほうがいいという家族にとっては、気の毒です。受験はたいてい2月ですから、秋ですと試験までの時期が近い、とはいえ試験までは数か月あり、代休もあるし、それほど神経質になることかな、と思いました。そして時期を変更したことが、その後10年以上も続いており、変更を要望した家族が想像もしていなかったであろう世代の家族にまで、影響を与えています。

自分の要求で変更させたことが、自分の想像外の広い範囲にまで影響してしまうことがある。要求ではないが、朝の電車のドアに、たった一人の私物が引き込まれ、電車を数分止めたことで、地下鉄の運行ダイヤが全部変わり、何十万人もの朝の時間に影響を与えてしまう、ということもあります。そこまで考えたら、ドアの引き込まれに、もう少し注意するでしょう。想像力というか、もう少し余計に想像してみる、なぜ今までそうなっているのか、繰り返し注意されているのか、考えてみるという習慣が、ストレスを減らす社会になるのではないかと思います。

株式投資では、想像の違いが、売買判断の違いになると思います。投資家がなるべく同じ条件で想像、想定しやすいように、シェアードリサーチは分析レポートを作っています。スポーツの秋、読書の秋、ですが、シェアードリサーチのレポートを読んで、投資の秋にしてみてはいかがでしょうか。

カーナビとシェアードリサーチ

何を今さら、と思われるかも知れませんが、最近、ちょっと驚いたものにカーナビがあります。ドライバーに限定されるため、スマートフォンほど、社会的なインパクトはありませんが、生活ががらっと変わったのではないでしょうか?自分の車に設置しておらず、便利さに気づきませんでした。
夏休みで帰省し、高校の同級生で集まった後、では、飲んでない茂に車で送ってもらおうか、じゃあ、始めは横田、その次が小川んちで、となったときに、さあどうしよう。2つ目の交差点を左に行ってしばらく進むと鉄道を2つ越えるから、そのまま道なりに進んでいくと、なんて言われても、地方都市の夜道で街灯も少なく、昔と景色も違っていたりして、全くわからない。それが、住所をナビに入れてみようか、と入力すると、道順が全部出ます。超便利。
東京でも、30年前なら、車を運転していて、どれだけ道を知ってるか、が自慢だったのに、今では、さっさとナビを見ろよ、という感じで評価されません。30年前には世の中になかったものが、今では、重宝される道具となり、急速に普及して、人々の生活を著しく効率化しています。
シェアードリサーチも30年前には存在していませんでした。株式投資では、投資決定をするために、必要なデータを収集して分析しなければいけません。その作業は、どこにデータがあるのか、どうすれば集められるのか、足りないときどうするか、わかっていないと、時間的なロスが大きい。シェアードリサーチのレポートが、投資家の作業を効率化して、カーナビのように普及してくれれば、社会に貢献できるよな、と夏の終わりに、空想しました。

埋もれた情報

オリンピック、高校野球、とスポーツイベントが多く、メディアで目にすることも多い。露出が多い競技、人物がたくさんいる一方で、こんな人が埋もれていたんだな、というサプライズがたまにある。情報は溢れているけど、均等ではないんだな、とオリンピックを見ていてしばしば思わされる。

カヌーで銅メダル!?すばらしい。カヌーって、オリンピックに出てたの?どんな競争なの?失礼だけど知らなかった。アマチュアだから、練習環境は大変だろう。さらに驚いたのは、この選手をスポンサーしている企業があったこと。全く無名のうちから支援して、いきなりメダルを取って注目される。えっ、前から知ってたよ、なんだかこれから有名になっちゃうね。と言わんばかりの隠れスポンサー。

株式市場にも、そういう隠れ優良銘柄があるんじゃないだろうか?えっ、これから買うの?もう随分上がってるよね。前から持ってたよ。この詳しい情報があったからね、シェアードリサーチの。と、先を読む投資家に利用されるよう、私たちも有望投資先のデビューに貢献していきたい。

アマチュアスポーツの一流選手諸君、シェアードリサーチでも人材を募集してますから、仕事と競技、どちらも頑張りたい方、連絡してください。また、自分たちを投資家にアピールしたい企業の方も、連絡してください、私たちの本業です。