NISA効果で高配当銘柄が買い?

今回は今年1月から始まったNISAについて思ったことをお話しします。NISA口座の開設はしたけど使っていないという人がかなりいるようですね。金融庁の調査によると2014年6月末で、NISAの口座数は6月末で727万3,667口座、投資金額1兆5,631億2,226万円です。開設済の口座数と投資金額から単純計算しても21.5%しか非課税投資枠が利用されていません。

2014年分非課税投資枠の利用限度は年末までで翌年に持ち越すことはできません。「Use it or Lose it」(非課税措置を享受するか、それとも非課税優遇を失うか)という考えが広がれば、今年の11月、12月までに投資枠を使いきろうという動きが出てくるのではないでしょうか。NISAのモデルとなったISA(Individual Savings Account:イギリスの個人貯蓄口座)でも無駄にするなら利用すべき!という考えで、「ISAシーズン」と呼ばれる毎年1月から申込期限の4月5日にかけて申し込みが集中するそうです。英国証券会社などは顧客に対して、利子、配当または譲渡益が非課税になるISAの利用を奨励していて、顧客もそのメリットを享受するためにISAを開設して入金するんですね。これをNISAに当てはめると10月から12月、ということになります。

金融庁のアンケート調査でも出ているように、NISA利用者の意向として、「配当重視の投資」が半数近くを占め、その次に「値上がり益重視」となっています。

◆NISAの利用意向
投資対象
出所:金融庁

このようなアンケート調査から、NISA口座での投資対象として、「値上がりが期待できる」銘柄や「高配当」銘柄が年末に向けて上がる可能性は十分あるのかなと思っていますが当たりますかね?

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