ウクライナのシェールガス

みなさんはウクライナにシェールガス田があるということ、ご存知ですか?

数年前から、ウクライナでシェールガスが沢山あるという話題が流行りました。元々、米国と同様に開発するのが難しくて眠っていますが、「新しいフラッキング技術のお蔭で、開発可能な資源になります。」という話は、あちこちで強まってきて…そして、暴動(すみません、「革命」)が始まったんです。ひとつの考え方としては、ウクライナのナショナリスト(愛国主義者)が、「これはロシアに対して切り札になるんじゃないか」と思って動き出したということです。

ヨーロッパ諸国もロシアにオープンにそれを言えないものの、あのシェールガスがあれば実際にはロシアのガスもいらないくらいです。ドイツあたりも黙っていて、「頑張れウクライナ」と思っているかもしれません。ロシアもそれは読めていて、さらにそもそもパイプラインがウクライナを通っているから、「冗談じゃない」と思っているはずです。

そういう話を考えると、今のウクライナ情勢は実はロシアが作った、ということまであり得そうです(ちょっぴり陰謀理論っぽいですが…)。つまり、シェールガスは絶対開発させない、開発させるのならロシアの領域になってから開発させる、ということです。シェールガスは生産コストが高いので、ロシアのものになれば開発はやらないでしょう。いくらでも石油がありますから。

かつての日本がなぜ戦争をしたのかと考えてみると、エネルギー政策から生まれた動機がいろいろありました。つまりアジアで基本的に資源がほしい、満州でも資源がほしい、ということですね。広くいえばいまだにエネルギーのために国が戦う、というのが現実で、だから今のウクライナについても、歴史、それからもちろん海の基地とか黒海の影響力というのが要因としてありますが、でもエネルギーというのも裏にあるのかもしれません。この話はまだ表に出ていないのですが、もし近々出てくるようなことがあったら、「オレグのブログで最初にそれを読んだ」と覚えておいて下さいね!

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